「Kindle出版なんて、どうせ儲からない」?
でも実は、本を少しずつ増やしていくと、毎月の「おまけの収入」がちゃんと育っていくんです。
「印税が毎月振り込まれる」と聞いても、実際の金額がわからないと、なかなか想像できませんよね。そこでこの記事では、ユアブックスの制作担当者が、自分で出版している本の実際のKDPレポートを、そのままお見せします。
結論からお伝えすると、直近12か月の印税は、合計 約130万円、平均で月 約10.8万円でした。
この記事で公開するもの
公開する実例
- 2020年ごろから、少しずつ出版を続けてきた
- 今、Amazonで販売中の本は13冊(電子書籍と紙の本の両方で出している本は1冊と数えています)
- この記事の金額は、13冊の合計です
本のテーマや冊数、続けた年数によって結果は大きく変わります。ひとつの実例として見てくださいね。
直近12か月の印税は、平均で月約10.8万円
まずは、実際の画面をお見せします。KDPの「支払い」レポートで、毎月いつ・いくら振り込まれたかが一覧で確認できます。
たとえば、2026年9月は11万6,109円、8月は13万9,549円、7月は12万5,477円が振り込まれています。「Amazon.de」「Amazon.com」の行は、海外のAmazonで売れた分で、数円〜数百円ほどです。
この1年間の振込額の推移を、グラフにすると次のようになります。
平均 10.8万円/月12か月の合計 130万円
- 2025年10月 4.5万円
- 2025年11月 5.5万円
- 2025年12月 16.3万円
- 2026年1月 7.4万円
- 2026年2月 9.9万円
- 2026年3月 16.6万円
- 2026年4月 13.0万円
- 2026年5月 9.2万円
- 2026年6月 9.2万円
- 2026年7月 12.5万円
- 2026年8月 14.0万円
- 2026年9月 11.6万円
※KDPの「支払い」レポートの、日本のAmazon(Amazon.co.jp)分の振込額。海外の分は数十〜数百円のため含めていません。振込額は、約2か月前の売上分です。
少ない月は約4.5万円、多い月は約16.6万円。それでも平均すると、月約10.8万円になりました。
毎月の金額は、新しい本を出した月や、読み放題でよく読まれた月に増えます。毎月決まった額が入るわけではないので、本業のお給料とは別の「おまけの収入」くらいに考えておくのがちょうどいいと思います。
1冊ではなく、「13冊の積み重ね」
この金額は、1冊のヒット作によるものではありません。1冊1冊の印税は小さくても、本が増えるほど合計が増えていく、というのがKindle出版の特徴です。
- 電子書籍も紙の本も、在庫がいらないのでずっと売り続けられる
- 何年も前に出した本が、今でも少しずつ売れ続けることがある
- 新しい本を読んだ人が、同じ著者のほかの本も読んでくれることがある
それでも、書き続けて冊数が増えるうちに、全体の印税が少しずつ増えてきました。最初から大きな結果を期待しすぎないのが、続けるコツかもしれません。
電子書籍の販売は、全体の約2割だけ
印税の内訳を見ると、意外なことがわかります。「Kindle出版」と聞くと電子書籍の販売を思い浮かべますが、この実例では、電子書籍の販売は全体の約2割でした。
- 読み放題(Kindle Unlimited) 37%
- 紙の本(ペーパーバック) 35%
- 電子書籍の販売 20%
- KDPセレクト オールスターボーナス 8%
※KDPの「支払い」レポートの内訳(ソース)を合計。6か月の合計は69.5万円です。
- 読み放題(Kindle Unlimited)で読まれた分が、いちばん大きい
- 紙の本(ペーパーバック)も、ほぼ同じくらい大きい
- 月によっては、オールスターボーナスが付くこともある
毎月必ずもらえるものではなく、この実例でも、ボーナスが付かなかった月がありました。「もらえたらうれしいおまけ」と考えておくといいですよ。
もし電子書籍だけを出して、読み放題(KDPセレクト)にも登録していなかったら、収入は今の2割ほどだったかもしれません。
電子書籍だけ・紙の本だけにこだわらず、電子書籍と紙の本の両方を出して、KDPセレクト(読み放題)にも登録する。入り口を増やすほど、本に出会ってもらえる機会が増えます。
KDPセレクトについてはKindle Unlimitedに登録するメリット・デメリット、紙の本についてはペーパーバック出版の費用を徹底解説で紹介しています。
自分で作れば、お金のリスクはほとんどない
KDPは、登録も出版も無料です。紙の本も、注文が入るたびに1冊ずつ印刷されるので、在庫を抱える心配がありません。自分で本を作れば、かかるのは時間だけです。
このサイトでは、自分で出版するための手順を、すべて無料で公開しています。
本の制作を人に頼む場合は、その費用がかかります。費用をかけるかどうかは、Kindle出版の費用を徹底解説も参考に、無理のない範囲で決めましょう。
売れなくても、Kindle出版には楽しみがある
でも、Kindle出版の良さは、印税だけではないんです。売上が少なくても、本を出してよかったと思えることがたくさんありますよ。
楽しみ①自分の考えを、本で知ってもらえる
【紙の本】「著者購入」を使えば、自分の本を印刷代と送料などの実費だけで手に入れられます。お客さまや知り合いに手渡せば、自分の考えや仕事を、1冊まるごと知ってもらうことができます。著者購入でいくらで手に入るかは、「著者購入」の価格の目安で紹介しています。
楽しみ②仕事につながる
本の売上は小さくても、「本を読んで連絡しました」と仕事の相談につながることがあります。著書があると、名刺やプロフィールでの信頼にもつながります。(ビジネス書を個人で出版して集客につなげる方法)
楽しみ③同じ趣味の仲間ができる
好きなことをテーマにした本は、同じ趣味を持つ人とつながるきっかけになります。SNSで本を紹介したら、感想をくれる人が現れた、ということもあります。
楽しみ④大切なものを、形に残せる
愛犬・愛猫のペットの写真集、旅行の記録、家族の思い出をまとめた本、自分史など、売るためではなく「形に残したい」という本づくりも楽しいものです。紙の本にすれば、手に取って何度も見返せます。(60代・70代から本を出版する方法)
印税は「うれしいおまけ」。本を出すこと自体が、仕事や人とのつながり、思い出づくりの楽しみになります。
はじめる前に知っておきたいこと
「思っていたのと違った…」とならないように、ぜひ読んでおいてくださいね。
知っておきたい4つのこと
- 1冊目から大きな印税になることは多くない。続けて冊数を増やすことが大切
- どんな本が読まれるかは、テーマや見せ方によって大きく変わる
- レビューを家族や友人に頼むなど、KDPのルールに反することはしない(Kindle出版の注意点とよくある失敗10選)
- 印税が増えたら、確定申告が必要になることもある(Kindle出版の印税はいくらから確定申告が必要?)
「自分の原稿でも本になる?」から、ご相談ください
自分で作るのが大変なところだけ、お手伝いすることもできます。本の制作から、KDPへの登録(画面共有でのサポート)まで対応しています。
まとめ
- ユアブックスの制作担当者の実例では、直近12か月の印税は平均で月約10.8万円
- 1冊のヒットではなく、2020年ごろから出版を続けた13冊の積み重ね
- 内訳は、読み放題と紙の本がそれぞれ約3〜4割、電子書籍の販売は約2割
- 電子書籍と紙の本の両方を出し、KDPセレクトにも登録するのがおすすめ
- 自分で作れば、お金のリスクはほとんどない。ただし、誰でも同じ結果になるわけではない
- 売れなくても、著者購入で配る・仕事につながる・仲間ができる・思い出を形に残すなど、楽しみはたくさんある
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