自費出版は、1冊だけでも作れる?
1冊から作れる方法も、ちゃんとありますよ。
まず結論:1冊からでも作れる。ただし頼み先を選ぶ
自費出版は、1冊からでも作れます。ただし、出版社の自費出版は数百部からのプランが多いので、1冊から作るなら少部数の印刷会社か、Amazonの「KDP」というしくみを使います。
紙の本は注文が入るたびに1冊ずつ印刷されるので、自分用にも1冊から注文できるんですよ。
KDPのしくみは、Amazon KDPとは?でくわしく紹介しています。3つの頼み先をくらべると、次のようになります。
| 出版社の自費出版 | 少部数の印刷会社 | Amazon KDP | |
|---|---|---|---|
| 1冊から作れる? | むずかしいことが多い(数百部からのプランが多い) | 作れる(1冊・10冊などから) | 作れる(著者用コピーで1冊から) |
| 費用 | 数十万〜数百万円が多い | 印刷所・ページ数・製本のしかたで変わる | 出版は0円。1冊ごとに印刷代+送料 |
| 本が並ぶ場所 | プランによっては書店に並ぶ | 並ばない(手元に届くだけ) | Amazonに並ぶ(だれでも買える) |
| 向いている本 | 書店に並べたい本 | 家族や仲間だけに配る本 | Amazonで売ってもいい本 |
※KDPの印刷代は2026年10月時点の日本のAmazonの金額です。
どちらにするかは、Amazonで売ってもいい本かどうかで決めるといいですよ。
Amazonで売ってもいい本なら:KDPで1冊から
著者は、自分の本をふつうの販売価格より安く注文できるんですよ。これを「著者用コピー」といいます。
KDPで出版した紙の本の著者用コピーの代金は、印刷代+送料+消費税です。印刷代は、ページ数とカラーかどうかで決まります。(KDP公式ヘルプ:印刷コスト)
| 本の中身 | 1冊の印刷代 |
|---|---|
| 白黒・110ページまで | 422円 |
| 白黒・111ページ以上 | 206円 + 1ページ2円(200ページなら606円) |
| カラー(標準カラー・72ページ以上) | 206円 + 1ページ3.5円 |
※ほかに送料と消費税がかかります。著者用コピーは、無料配送やプライム配送の対象外です。
数十万円かかることが多い一般的な自費出版と比べると、ずっと気軽ですよね。
KDPの著者用コピーの注文のしかた
KDPで紙の本を出版したら、「本棚」に「著者用コピーを注文」のボタンが出ます。冊数を選んで注文すると、Amazonで買い物をするときと同じように届きます。
- 注文できるのは、出版済み(販売中)の紙の本だけ
- 1回の注文で、最大999冊まで
- 日本のAmazon(Amazon.co.jp)から注文し、届け先は日本国内だけ
くわしくはKDP公式ヘルプ:校正刷りまたは著者用コピーの注文で確認できます。
家族や仲間だけに配る本なら:少部数の印刷会社
KDPの著者用コピーを注文するには、本を一度Amazonで出版する必要があります。出版すると、本はAmazonの商品ページに並び、だれでも買える状態になります。
1冊や10冊といった少ない冊数から、本の形に仕上げてくれますよ。
個人の本を1冊から印刷・製本してくれるサービスには、たとえば次のようなものがあります。
- パブファンセルフ(製本サービス):1冊から、何冊でも注文できる
- 低コスト印刷(個人のお客様):1冊から。自費出版・句集など個人の本に対応
- 製本印刷.com(自分史の印刷):1冊から。手書き原稿も相談できる(文字起こしは別に必要)
※2026年10月時点の情報です。価格や条件は、各社のサイトで確認してください。
印刷所を選ぶときに確認したいこと
- 何冊から注文できるか
- 1冊あたりの価格と送料(冊数で変わることが多い)
- 製本のしかた(ソフトカバー・ハードカバーなど)や、紙の種類
- どんな形のデータで入稿するか(PDFなど)
印刷所に出す印刷用のデータ(PDF)が自分ではどうしても作れないときは、ユアブックスにご相談ください。(お問い合わせ)
KDPの1冊から注文が向いている使い方
- セミナーや講座のテキストを必要な部数だけ用意し、受講生以外にもAmazonで買ってもらう
- 句集やエッセイを仲間や先生に配りつつ、Amazonでも売る
- イベントで手売りする分を、必要な冊数だけ注文する
- 足りなくなったら、あとから1冊ずつ追加で注文する
自分史や句集の作り方は自分史・句集・エッセイを本にする方法、写真集は絵本・写真集・漫画をKindle出版する方法で紹介しています。
必要な冊数だけの本づくりも、ご相談ください
原稿や写真をお預かりして、紙の本のデータに仕上げます。KDPへの登録も画面共有でサポートするので、あとは必要な冊数を注文するだけです。
まとめ
- 自費出版が1冊からできるかは、頼み先しだい。出版社の自費出版は、数百部からのプランが多い
- 1冊から作れるのは、少部数の印刷会社とAmazon KDP。Amazonで売ってもいい本かどうかで選ぶ
- 売ってもいい本は、KDPの著者用コピーで1冊から(最大999冊)。白黒・110ページまでなら印刷代は1冊422円
- KDPで出すと、本はAmazonに並び、だれでも買える
- 家族や仲間だけに配りたい本は、流通させずに印刷だけしてくれる印刷会社に頼む
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