「自費出版は数百万円かかる」って本当?
でも今は、Amazonの「KDP」を使えば、0円から本を出せるんですよ。
自分のお金で本を出す方法は、大きく3つあります。まずは3つを順番に紹介して、そのあと費用・在庫・売る場所・印税を表で比べます。
自分で本を出す、3つの方法
① 書店流通型の自費出版出版社が書店に並べてくれる
出版社の自費出版プランに多いタイプです。編集・デザイン・印刷に加えて、書店に本を届ける手配(流通)や、倉庫での在庫の保管・発送、書店から戻ってきた本の処理まで、出版社が行います。
ただ、費用は100万円以上になることが多いのがネックです。在庫を預かってもらえるのも契約の期間中だけで、終わると残った本は返送か処分になるのが一般的です。
② 制作・印刷型の自費出版本を作って、著者に届けてくれる
昔ながらの自費出版会社や印刷会社に多いタイプです。編集・デザイン・印刷・製本をして、できあがった本をまとめて著者に届けます。家族や知人に配る、イベントで手売りする、といった使い方が中心です。
ただ、書店流通型と比べると、大手出版社のネームバリューはなく、書店にもふつう並びません。刷った本は自分で保管・管理するので、何百冊もの本を家に置くことになる場合もあります。
③ Amazon KDP(おすすめ)Amazonで、0円から出版できる
そして3つめが、ユアブックスがおすすめするAmazon KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)です。Amazonが用意している、個人でも無料で本を出版できるサービスで、電子書籍(Kindle本)と紙の本(ペーパーバック)を販売できます。
紙の本は、注文が入るたびに1冊ずつ印刷して届けられる仕組み(プリント・オン・デマンド)なので、在庫を持つ必要がありません。配る用の本は、必要な冊数だけ印刷代で買うこと(著者購入)もできます。
でも、世界最大級のネット通販「Amazon」で、ほかの出版社の本と同じように売れるんです。日本だけでなく、海外のAmazonでも販売できますよ。
電子書籍と紙の本の両方を出すと、1つのページで「Kindle版」と「ペーパーバック」を選べるようになります。読み放題(Kindle Unlimited)の会員にも読んでもらえます。
KDPの仕組みや始め方は、Amazon KDPとは?Kindle自費出版の仕組み・費用・始め方でくわしく紹介しています。
ひと目でわかる:3つの方法の違い
| 項目 | ① 書店流通型 | ② 制作・印刷型 | ③ Amazon KDP |
|---|---|---|---|
| 費用 | 100万円以上になることが多い | 数十万円ほどから(部数・仕様による) | 0円(制作を人に頼む分だけ) |
| 印刷 | 数百部などをまとめて印刷 | 数百部などをまとめて印刷 | 注文が入るたびに1冊ずつ印刷 |
| 在庫 | 出版社が預かる(契約期間中)。終了後は返送か処分 | 著者が自分で保管・管理 | 在庫を持たない |
| 売る場所 | 書店(置かれる書店や期間は限られる)・ネット書店 | 自分で配る・手売りする | Amazon(日本と海外のAmazon) |
| 本の形 | 紙の本が中心 | 紙の本 | 電子書籍と紙の本(ペーパーバック) |
| 取り分 | 契約によって違う | 自分で売った分は、そのまま自分の収入 | 電子書籍は35%か70%、紙の本は60%から印刷代を引いた額 |
| 期間 | 数か月かかることが多い | 数か月かかることが多い | 登録から72時間ほどで販売開始 |
※自費出版の内容や費用は、会社やプランによって大きく違います。一般的な傾向としてご覧ください。
①と②の自費出版は、どちらも先にお金を払って、まとめて本を刷る仕組みです。③のKDPは注文が来てから刷るので、在庫や売れ残りの心配がありません。
Amazon KDPなら、著者ページで本をまとめて紹介できる
ここからは、ユアブックスがおすすめする③ Amazon KDPについて、著者ページ・印税・弱いところをくわしく紹介します。①②の自費出版の話ではないので、ご注意ください。
Amazon KDPで本を出したら、Amazonに無料の著者ページも作れます。プロフィールと、出版した本をまとめて紹介できるので、2冊目、3冊目と出していくほど役に立ちます。
著者ページの作り方は、Amazonの著者ページの作り方で紹介しています。
Amazon KDPの印税は、毎月Amazonから振り込まれる
Amazon KDPでは、本が売れるたびに印税(ロイヤリティ)が積み上がり、売れた月の約2か月後に、登録した銀行口座へ振り込まれます。
- 【電子書籍】価格の35%か70%(条件を満たすと70%を選べる)
- 【紙の本】価格の60%から印刷代を引いた額
- 読み放題で読まれたページ数に応じた分配金も入る
下の画面は、ユアブックスの制作担当者が自分で出版している本の、実際の支払いの一覧です。1冊ずつの印税は小さくても、本が売れ続ける限り、毎月振り込まれます。
この本たちの1年間の印税と内訳は、【印税を実績公開】Kindle出版は儲からない?で公開しています。印税の計算方法はKindle出版の印税はいくら?をご覧ください。
KDPなら出版の費用がかからないので、1冊目から売れた分がそのまま印税になりますよ。
Amazon KDPの弱いところ
KDPにも、知っておきたい弱いところがあります。
- 書店には並ばない(売る場所は基本的にAmazon)
- 編集・校正・表紙・データ作りを、自分でやる必要がある(人に頼むこともできる)
- 宣伝も自分で行う。出しただけで売れるわけではない
データ作りや表紙が難しそうなときは、苦手なところだけ人に頼むこともできます。全部を出版社に任せるより、費用はずっと抑えられます。
どれがいい?目的別のおすすめ
① 書店流通型が向いている人
- どうしても書店に並べたい
- 費用がかかっても、出版社の名前で出したい・全部任せたい
② 制作・印刷型が向いている人
- 決まった冊数を、まとめて手元に置いておきたい
- 本は配る・手売りが中心で、保管する場所もある
③ Amazon KDPが向いている人
- 費用をできるだけ抑えて本を出したい
- 在庫を抱えたくない。家族や知人に配る分だけ紙の本がほしい(必要な冊数だけ、印刷代で買える)
- 電子書籍も紙の本も出して、長く売り続けたい
- 1冊目は小さく始めて、続けて出版していきたい
安く本を出したい方は、ご相談ください
ユアブックスは、Amazon KDPで出版するための本のデータ作り・表紙・登録のサポートを行っています。必要なところだけのご依頼もできます。
まとめ
- ①書店流通型の自費出版:有名な出版社の名前で書店に並ぶ。ただし100万円以上になることが多い
- ②制作・印刷型の自費出版:数十万円ほどからと安め。ただし書店には並ばず、在庫は自分で管理
- ③Amazon KDP:0円から出版でき、注文ごとに印刷するので在庫を持たない。世界最大級のAmazonで売れる
- KDPの本は、Amazonの商品ページで電子書籍と紙の本の両方が選べる
- 印税は電子書籍35%か70%、紙の本は60%から印刷代を引いた額。毎月振り込まれる
- 書店に並べたいなら①、安く出版して長く売りたいなら③のAmazon KDPがおすすめ