「Kindleの表紙、自分でも作れるの?」という疑問にお答えします。画像生成AIとCanvaを使えば、デザイン経験がなくてもプロっぽい表紙が作れます。色を変えるだけで多用途に使えるテンプレートも紹介します。
表紙を作り始める前に、Kindleの推奨サイズ・ファイル形式を押さえておきましょう。これを満たさないと、ぼやけて表示されたり審査で差し戻しになったりします。
Kindle電子書籍の表紙仕様
最近は画像生成AIを使えば、文章で指示するだけで表紙のベースとなる画像が作れます。デザインの知識がなくても、本のイメージに合った素材が手に入るのが大きな魅力です。
使用するAIはChatGPTとGeminiがおすすめです。
AIへは、文章で「こんな画像を作って」と送ることで画像生成ができます。このAIに伝える指示文のことをプロンプトと言います。
プロンプトでは、本のジャンル・雰囲気・色調・具体的なモチーフを伝えるのがコツです。
プロンプト例
「経理初心者向けのビジネス書の表紙画像を作ってください。サイズは縦2560:横1600です。清潔感のある青と白を基調に、電卓と数字の入った帳簿が机に置かれている写真風のイメージで、縦長(縦横比1.6:1)でお願いします」
実際にChatGPTで作った電子書籍表紙のプロンプトと、できあがった表紙の例を3つ紹介します。構成・視覚要素・フォント・配色まで具体的に伝えると、ジャンルに合った表紙がワンショットで生成できます。
『人生を編む:未経験からプロになるための「独学」戦略』
表紙作成プロンプト
以下の電子書籍の表紙画像を作ってください。サイズは縦2560:横1600です。
書籍名:『人生を編む:未経験からプロになるための「独学」戦略』
キャッチコピー:スキルを積むな、物語を編め。AI時代を生き抜くための、新しい仕事の流儀。
レイアウト指示:
『植物のささやき:365日のアロマテラピー・ダイアリー』
表紙作成プロンプト
以下の電子書籍の表紙画像を作ってください。サイズは縦2560:横1600です。
書籍名:『植物のささやき:365日のアロマテラピー・ダイアリー』
キャッチコピー:調子がいい日も、そうでない日も。香りがあなたに寄り添う、癒やしの処方箋。
レイアウト指示:
『幸運の周波数:望む未来を自動で引き寄せる「心の調律」』
表紙作成プロンプト
以下の電子書籍の表紙画像を作ってください。サイズは縦2560:横1600です。
書籍名:『幸運の周波数:望む未来を自動で引き寄せる「心の調律」』
キャッチコピー:頑張るのをやめた瞬間、すべてが好転し始める。運の波に乗るための、シンプルな習慣。
レイアウト指示:
AIで作るときのポイント
Canva(キャンバ)は、無料で使えるデザインツールです。
ソフトのインストールなどの難しい作業は不要で、ブラウザでアクセスするだけで使うことができる人気のデザインツールになっています。
かかる費用・所要時間
STEP 1
無料アカウント登録
canva.comにアクセスして、Googleアカウントなどで登録します。
STEP 2
サイズを指定して新規作成
左メニューの「カスタムサイズ」を選び、幅1600・高さ2560(px)を入力して「新しいデザインを作成」をクリックします。
STEP 3
テンプレートを選んで編集
「電子書籍 表紙」で検索すれば、たくさんのテンプレートが出てきます。テンプレートを編集して自分だけのオリジナルデザインを作りましょう。
「自分で1から作るのは難しそう…」という方のために、ユアブックスではKindle表紙用のCanvaテンプレートを配布しています。
3種類のデザインタイプをご用意していて、色やタイトルを変えるだけで、女性向け・ビジネス向け・趣味系などいろんなジャンルの本に使えます。
上部に本のテーマに合った写真を配置するタイプ。実用書・ビジネス書・ハウツー本に向いています。
旅行(青)
ビジネス(緑)
美容(ピンク)
同じテンプレートでも、写真と色を差し替えるだけでジャンルが大きく変わります。
背景全体をブランドカラーで塗りつぶし、イラストを配置するタイプ。エッセイ・自己啓発・ライフスタイル系の本に向いています。
旅行(青)
ビジネス(緑)
美容(ピンク)
背景色を変えるだけで、男性向け・女性向け・ビジネス系と用途を切り替えられます。
著者の権威性・実績を強くアピールしたい方向け。タグ・サブコピー・実績アピールを盛り込み、情報量で読者を引きつけるタイプ。経営・自己啓発・ビジネス書に向いています。
パターン1
パターン2
パターン3
写真・色・タグの文言を差し替えるだけで、経営者・コーチ・専門家などさまざまな著者像に対応できます。
NOTEで配布中
各タイプ500円でnoteで販売中
「自分で作るのは難しそう」「お金をかけてでも、いいものを作りたい!」という方は、クラウドソーシングを使ってプロのデザイナーに依頼する方法があります。クオリティが安定する一方、それなりに費用がかかります。
かかる費用・所要時間
ランサーズ
¥20,000〜¥30,000
ココナラ
¥10,000〜¥30,000
発注方法には「好みのデザイナーを見つけて直接発注する」「コンペ形式で募集して選ぶ」の2種類があります。
おすすめはコンペ形式です。複数のデザイナーから案を出してもらい、その中から好みに合うものを選べるので、自分のイメージに近い表紙が見つかりやすくなります。
ただし、コンペで作ってもらうときは自分で案の中から選ばなければいけないですし、発注時には「どんな表紙にしたいか」の指示も自分で出す必要があります。表紙の方向性がしっかり自分の中にないと中途半端なものになってしまうので、参考にしたい本などのイメージは事前にまとめておきましょう。
AIやCanvaを使えば自分で表紙を作れますが、実際にやってみると「思ったより難しい」と感じるポイントもあります。事前に知っておきましょう。
スマホで撮った写真をそのまま使うと、解像度が足りずにぼやけて表示されたり、KDP審査で差し戻されることがあります。
無料素材サイトの中には、商用利用が禁止されているものもあります。Canva内の素材は基本的に商用OKですが、外部素材を使うときは必ず利用規約を確認してください。
Kindleの本は小さなサムネイルで表示されます。きれいに作っても、サムネイルだとタイトルが読めない・印象に残らないこともしばしば。「拡大しなくても何の本か分かる」ことを意識して作るのがコツです。
表紙クオリティを上げるチェックリスト
電子書籍の表紙を自分で作る方法をまとめると、次のとおりです。
自分で作るのも楽しいですが、「やってみたら時間がかかりすぎた」「思ったクオリティにならなかった」と感じる方も多いのが現実です。
ユアブックスでは、表紙デザインから入稿まで一括代行するサービスをご用意しています。原稿だけ送っていただければ、プロが完成までサポートします。