「Kindle出版はやめとけ」って本当?
「詐欺」と言われるのは、間に入る一部の業者とのトラブルが原因なんです。くわしく見ていきましょう。
まず結論:自分で全部やれば、Kindle出版はノーリスク
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)は、Amazonが運営している公式のサービスです。アカウントを作るのも、本を出版するのも0円。原稿づくりからデータ作り、登録まで自分でやれば、お金のリスクはありません。
では、なぜ「詐欺」と言われるのでしょうか。原因の多くは、KDPとあなたの間に入る業者です。
「詐欺」と言われる主な原因
- 代行業者が、相場よりずっと高い制作費を求めてくる
- 業者が印税を受け取り、著者への取り分を少なくするなど、印税の多くを業者のものにしようとする
- 「Kindle出版で稼げる」とうたう、高額な講座やコンサルに勧誘される
印税は、本来すべて著者のものです。KDPのアカウントを自分の名前で作り、印税が自分の口座に入るようにしておけば、取り分を減らされる心配はありません。
「やめとけ」と言われる5つの理由と、本当のところ
| よく言われること | 本当のところ |
|---|---|
| 売れない・稼げない | たしかに、売れないこともあります。でも0円で作れば、1冊も売れなくても損はしません。読み放題(Kindle Unlimited)に登録すれば、買われなくても、読まれた分の印税が入ることもあります |
| 詐欺っぽい・怪しい | KDPはAmazonの公式サービスで、0円で使えます。怪しいのは、高い制作費や印税の取り分を求める一部の業者や、高額な講座です |
| 業者に頼んで後悔した | 高い制作費を払った、印税を業者が受け取る契約だった、というケースです。契約の前の確認で防げます |
| アカウントを止められる | ほかの人の文章のコピー、同じような本の大量出版、レビューの頼み合いなど、ルール違反をしたときの話です |
| 作るのが大変 | 原稿・データ・表紙と、やることは多めです。苦手なところだけ人に頼むこともできます |
KDPのルールは、Kindle出版の注意点とよくある失敗10選で紹介しています。
詐欺・高額な勧誘に気をつけたいサイン
Kindle出版は、コンサルや講座を売る人がとても多い分野です。でも、KDPは無料で使えて、やり方も公式ヘルプやネットの情報で調べられるので、高額なコンサルや講座は、基本的にはいりません。こんなサインがあったら、いったん立ち止まりましょう。
こんな勧誘は要注意
- 「誰でも簡単に」「ほったらかしで月10万円」など、うまい話ばかり
- 「今日決めれば割引」と、契約を急がせる
- 無料のセミナーや個別相談のはずが、高額な契約の話になる
- 中身の説明より、売上の画面や成功例ばかり見せる
- 契約する前に、費用の総額がはっきりしない
KDPは無料で使えて、やり方もKDPの公式ヘルプで確認できます。わからないところや苦手なところだけ、必要な分だけ頼めば十分ですよ。
契約してしまって困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえます。(消費者庁:消費者ホットライン)
一般的な自費出版のトラブルにも注意
出版社や印刷所に頼む一般的な自費出版でも、トラブルの相談は少なくありません。国民生活センターも、「必ず売れる」「書店に並ぶ」と勧められて高額な契約をした、金額の内訳がわかりにくいといったトラブルに注意を呼びかけています。
契約の前に確認したいこと
- 何部刷るのか、費用の内訳はどうなっているか
- 書店に並ぶのは、どこの書店に、いつまでか
- 売れ残った本(在庫)はどうなるのか、引き取りや処分にお金がかかるか
- 本が売れたときに、著者にいくら入るのか
- 1社だけで決めず、複数の見積もりを比べる
自費出版とKDPの違いは、自費出版は高い?0円で出版できるAmazon KDPと比較で紹介しています。
自分でやるのが大変なら:業者の選び方
自分で全部やればノーリスクですが、原稿をデータにしたり、表紙を作ったりするのは、慣れないと大変です。苦手なところだけ業者に頼むのは、よい方法です。そのときは、次のポイントを確認しましょう。
安心して頼める業者のチェックポイント
- KDPのアカウントはあなたの名前で作る(業者の名前のアカウントで出版しない)
- 印税は全額あなたの口座に入る(業者が印税を受け取ったり、取り分を取ったりしない)
- 制作費の総額が、契約の前にはっきりわかる
- 本の権利(著作権)は、あなたに残る
- 修正は何回までできるか、追加料金はいつかかるかが決まっている
- 作った本の例(作例)を見せてもらえる
業者の種類や比べ方は、出版サポート業者の選び方とKindle出版代行とは?でくわしく紹介しています。
本のデータ作りなど必要なところだけをお手伝いし、KDPへの登録は画面共有でいっしょに進めています。
「どこまで頼めばいいの?」から、ご相談ください
原稿の状態をうかがって、必要なところだけのお見積もりをお出しします。無理な勧誘はいたしません。
まとめ
- Kindle出版(KDP)はAmazonの公式サービス。自分で全部やれば0円・ノーリスク
- 「詐欺」と言われるのは、高い制作費や印税の取り分を求める一部の業者や、高額な講座が原因。コンサルは基本的にいらない
- 売れなくても、0円で作れば損はしない。少しずつ積み上げる人のほうが多い
- 一般的な自費出版は、部数・在庫・費用の内訳を契約前に確認し、複数の見積もりを比べる
- 困ったら、消費者ホットライン「188」に相談できる
- 業者に頼むなら、アカウントは自分の名前で作り、印税が全額自分の口座に入るか、制作費の総額はいくらかを確認する