「自費出版」「商業出版」…何がちがうの?
これがわかると、ほかのちがいもすっきり整理できますよ。
まず結論:「お金をだれが出すか」で分かれる
| 出し方 | 本を作るお金 | どんな出し方? |
|---|---|---|
| 商業出版(企画出版) | 出版社 | 出版社が「売れる」と判断した本を、出版社のお金で作って売る。著者には印税が入る |
| 自費出版 | 著者 | 著者がお金を出して、出版社や印刷所に本を作ってもらう |
| 共同出版(協力出版) | 著者と出版社 | 費用の一部を著者が出す形。名前はちがっても、著者がまとまった費用を払う点は自費出版に近い |
| 同人誌 | 著者(個人やサークル) | 印刷所で少部数を刷り、即売会や通販で頒布する。漫画や小説に多い |
| ZINE(ジン) | 著者 | 個人が自由に作る小さな冊子。家のプリンターで作ることも。イベントや雑貨店で売られることも多い |
| セルフ出版(Amazon KDPなど) | 0円から | 著者が自分で本のデータを作り、Amazonなどで売る。紙の本は注文ごとに印刷される |
※呼び方や中身は、会社やイベントによってちがいます。一般的な目安としてご覧ください。
商業出版と自費出版のちがい
いちばんよく比べられるのが、この2つです。
| 商業出版 | 自費出版 | |
|---|---|---|
| お金を出す人 | 出版社 | 著者 |
| 出版できるか | 出版社が「売れる」と判断したときだけ | お金を払えば、基本的に出せる |
| 著者の取り分 | 本の価格の数%〜10%くらいの印税が一般的 | 契約によってちがう(自分で売った分は自分の収入になることも) |
| 内容の自由さ | 出版社と相談して決める | 自分の書きたいことを書ける |
商業出版は、著者がお金を払わずに本を出せる代わりに、出版社に企画が通らないと出版できません。自費出版は、だれでも出版できる代わりに、数十万〜数百万円かかることが多いのが悩みどころです。
「共同出版」「協力出版」には注意
「費用を出版社と著者で分け合う」と説明されることがある出版の形です。ただ、実際には著者がまとまった費用を払うことが多く、内容は自費出版に近いものもあります。
契約の前に確認したいこと
- 著者が払う金額の合計と、その内訳
- 何部刷るのか、書店に並ぶのはどこにいつまでか
- 売れ残った本はどうなるか
- 本が売れたとき、著者にいくら入るか
自費出版の契約で気をつけたいことは、Kindle出版は詐欺?やめとけと言われる理由でも紹介しています。
同人誌・ZINEとのちがい
同人誌やZINEも、自分のお金で本を作る点では自費出版の仲間です。ちがうのは、売る場所と、作り方の自由さです。
- 同人誌:漫画・小説・イラストなどが多く、即売会や同人誌の通販サイトで頒布する
- ZINE:エッセイ・写真・日記など、形にとらわれない小さな冊子。自分で印刷・製本することもある
- どちらも、一般の書店にはほとんど並ばない
イベントで手売りしながら、Amazonでも買えるようにしておく、という使い方もできますよ。
いちばん気軽なのは「セルフ出版」
AmazonのKDPのようなセルフ出版は、出版にかかる費用が0円で、出版社の審査(企画が通るかどうか)もありません。紙の本は注文が入るたびに1冊ずつ印刷されるので、在庫も持たずに済みます。
- 書店に並べたい・出版社のブランドで出したい → 商業出版か、書店流通のある自費出版
- イベントで手売りしたい → 同人誌・ZINE(KDPと組み合わせることも)
- 費用を抑えて、だれでも買える形で出したい → KDP
くわしくは、自費出版は高い?0円で出版できるAmazon KDPと比較で紹介しています。
「自分にはどの出し方が合う?」から、ご相談ください
ユアブックスは、Amazon KDPで出版するための本のデータ作りと登録のサポートを行っています。原稿の状態をうかがって、必要なところだけのお見積もりをお出しします。
まとめ
- ちがいの基本は、本を作るお金をだれが出すか
- 商業出版は出版社がお金を出す。自費出版は著者が出す
- 共同出版・協力出版は、著者の負担が大きいこともあるので契約をよく確認する
- 同人誌・ZINEは、即売会やイベントで手売りすることが多い
- Amazon KDPなら、0円から出版でき、Amazonで売れる
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