自費出版の本に、ISBNは必要?
本屋さんやAmazonなどのネットで一般に販売する本には、この番号が必要です。
本来は番号を取るのにお金がかかりますが、Amazonの「KDP」で紙の本を作れば、ISBNを無料でもらえます。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)は、Amazonが用意している、だれでも0円で本を出版できるしくみです。図書館のことも、あわせて紹介しますね。
まず結論:本の出し方で、必要かどうかが変わる
| 本の出し方 | ISBN |
|---|---|
| 書店に並べたい(書店流通) | 必要。書店用のバーコードも必要 |
| KDPの紙の本(ペーパーバック) | 必要。ただし、KDPで無料でもらえる |
| KDPの電子書籍 | いらない(Amazonが専用の番号をつける) |
| 家族や知人に配るだけの本 | なくても作れる |
ISBNとは?
ISBN(アイエスビーエヌ)は、本を1冊ずつ見分けるための13けたの番号です。本屋さんや図書館は、この番号で本を探したり、注文したりします。本の裏表紙や奥付(本の最後のページ)に書かれています。
日本で自分でISBNを取るときは、ISBNを管理している機関に申し込みます(有料)。出版社に頼む自費出版では、出版社のISBNで出すことが多いです。
KDPなら、紙の本のISBNは無料
KDPで紙の本を出すときは、「ペーパーバックのコンテンツ」の画面で「無料の KDP ISBN を使用」を選ぶだけで、ISBNがもらえます。バーコードも、裏表紙にKDPが自動で入れてくれます。(KDP公式ヘルプ:ISBNの取得)
- 無料のKDP ISBNは、KDPで出す本にだけ使える(ほかの出版社や印刷所の本には使えない)
- 出版社名は「Independently published」(「自分で出版した」という意味)と表示される
- 自分で取ったISBNを使うこともできる
KDPなら、申し込みや費用の心配なく、ちゃんとした本としての番号がつきますよ。
国立国会図書館に、自分の本を納めるには(納本制度)
日本で発行された本は、国立国会図書館に納める決まりがあります(納本制度)。納めた本は国の財産として長く保存され、国立国会図書館で読めるようになります。
対象になるのは、販売や配布のために、ふつう100部以上作った本です。KDPの紙の本のように、注文が入るたびに印刷する本(オンデマンド出版)は、実際に15部売れたら対象になるのがめやすです。
本を1冊、郵送するだけですよ。
無償で納本するとき
- 本を1冊、国立国会図書館に郵送する(2冊送ると、東京本館と関西館の両方に置かれる)
- 送り先:〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1 国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課 収集第二係
- 送料は自分で払う(着払いでは受けつけてもらえない)
- 受領書がほしいときは、そのことと送り先を書いたメモを同封する
本の価格の半分くらい+郵送料の「代償金」を受け取りたいときは、送る前に手続きが必要です。フォームで本の情報を連絡し、届いた「出版物納入書」を本に同封して送ります。申請できるのは発行者だけで、上の部数の条件を満たしている必要があります。
対象になるか迷うときは、送る前に問い合わせフォームで確認できます。くわしくは国立国会図書館:企業・団体、個人からの納本をご覧ください。
※2026年10月時点の情報です。
地域の図書館に寄贈するには
地元の図書館や、母校の図書室に本を置いてもらいたいときは、寄贈(本をプレゼントすること)を申し出ます。
- まず図書館に電話やメールで、寄贈を受けつけているか聞く
- 受けつけてもらっても、本棚に並ぶかどうかは図書館が決める
- ISBNがついていると、図書館で本の情報を登録しやすい
ISBNつきの本づくりも、ご相談ください
ユアブックスでは、紙の本のデータ作りからKDPへの登録(画面共有でのサポート)まで対応しています。無料のKDP ISBNの選び方もいっしょに確認できます。
まとめ
- ISBNは、本につける13けたの世界共通の番号
- 書店に並べるなら必要。家族に配るだけならなくても作れる
- KDPの紙の本なら、ISBNとバーコードが無料(KDPの本だけで使える)
- KDPの電子書籍には、ISBNはいらない
- 国立国会図書館への納本は、無償なら本を1冊郵送するだけ。地域の図書館への寄贈もできる